ペット可賃貸物件での原状回復費用の相場は?高額になるケースも解説!

ペット可賃貸物件での原状回復費用の相場は?高額になるケースも解説!

ペット可賃貸物件なら、大切なペットと一緒に暮らすことが可能です。
しかし、ペットによる傷や汚れがついてしまったケースにおいて、退去時にどこまで借主の負担になるのか、費用の相場はいくらなのかが気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ペット可賃貸物件における原状回復義務の基本的なルール、原状回復費用の相場、原状回復費用が高くなるケースについて解説します。

ペット可賃貸物件における原状回復の基本ルールとは?

ペット可賃貸物件における原状回復の基本ルールとは?

賃貸物件を退去するとき、借主は借りたときの状態に戻す原状回復義務を負います。
しかし、ペット可賃貸物件ではどこまでが借主の負担になるのかなどの疑問を持つ方も多いでしょう。
まずはペット可賃貸物件における原状回復の基本ルールについて解説します。

原状回復の基本ルールと費用を請求されるケース

原状回復の考え方は、国土交通省のガイドラインに基づいて判断されます。
通常の生活で発生する経年劣化や日焼け、家具の跡などは貸主が負担するのが原則です。
しかし、ペットによって生じた通常の使用を超えた傷や汚れは、借主負担とされる可能性が高い傾向にあります。
具体的に以下のようなケースでは、借主側に原状回復費用が請求されます。

●ペットが引っかいて壁紙が大きく破れている
●フローリングに深い爪あとや尿による変色がある
●ペットの体臭が強く残っており、消臭処理が必要
●トイレトレーニングができておらず、複数箇所に汚れがある


原状回復トラブルを避けたいなら、契約書や重要事項説明書のなかにペット飼育に関する条項があるかどうかを確認するとともに、入居前に写真を撮っておくなど証拠を残しておくと安心です。

原状回復費用を請求されないケースとは?

ペットと一緒に暮らすケースであっても、日常生活を送るなかでついてしまう程度の軽微な傷、通常のクリーニングで除去できるにおい程度であれば「通常損耗」と判断され、原状回復費用は請求されません。
たとえば、床に若干の爪あとがある程度であれば、請求が免除されるケースもあります。
とはいえ、最終的には契約内容と管理会社・貸主の判断に左右されるため、契約時に原状回復の範囲やペットに起因する修繕条件をしっかり確認しておくことが大切です。

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ペット可賃貸物件における原状回復費用の相場

ペット可賃貸物件における原状回復費用の相場

原状回復費用は損傷の程度や範囲によって異なりますが、一般的な相場感を把握しておけば安心できます。
ここでは、ペット可賃貸物件における原状回復費用の相場について解説します。

原状回復費用の相場①壁紙の張り替え

ペットの爪とぎによるひっかき傷、尿の飛び散りなどが原因で壁紙を張り替えるケースにおいて、費用の相場は1㎡あたり約800~1,000円です。
6畳なら約4万円、10畳なら約7万円の費用が請求される可能性があると覚えておきましょう。
なお、猫を飼っているときには高い位置にまで爪を立てることがあるため、天井付近まで被害がおよぶケースは珍しくありません。
そのときは壁紙の張り替え範囲が広くなり、費用も増加します。

原状回復費用の相場②フローリングの修繕

犬や猫の爪によるひっかき傷や、尿による変色・腐食などが原因で、フローリングの修繕が必要になるケースがあります。
フローリングは損傷した部分だけを補修するのは困難なため、基本的には部屋全体を張り替えなければなりません。
原状回復費用も高くなる傾向にあり、1㎡あたりの相場は8,000~1万5,000円です。
たとえば、部屋が6畳なら10万円、10畳なら18万円ほどの費用を請求される可能性があることは覚悟しなければなりません。
ペット可賃貸物件で無垢材や特殊な床材を使用しているケースでは、さらに原状回復費用が高額になるため、事前に傷防止マットを敷くなどの対策が不可欠です。

原状回復費用の相場③におい対策(消臭・脱臭)

ペット臭は壁紙や床などにしみ込んでしまうことがあり、特別な消臭処理が必要になります。
オゾン脱臭や専用消臭剤によるクリーニングの費用は、3~20万円ほどが相場です。
それでもにおいが取れないときには、壁紙やフローリングの交換が必要になり、費用がさらに上乗せされることもあります。
日常的な換気や脱臭機の使用で、ペットのにおいが染みつかないように工夫しましょう。

原状回復費用の相場④柱の修繕

ペットが柱に爪あとや噛みあとをつけてしまったケースでは、傷がついている箇所のみを修繕します。
傷が浅ければ2万円ほどで済みますが、傷にくわえて尿によるシミがついてしまっているケースでは、10万円以上の費用を請求されることもあります。

原状回復費用の相場⑤ふすまや障子

ペット可賃貸物件が和室のケースでは、ペットによってふすまや障子がぼろぼろにされるケースがあります。
ふすまの表面を張り替える程度であれば、3,000~8,000円ほどの費用負担で済みます。
しかし、ふすまの枠までぼろぼろになっているときには、本体ごと取り換えなければならないため、1~3万円ほどの費用を請求されてしまいかねません。
また、ぼろぼろになった障子の張り替えにかかる費用相場は2,000~8,000円です。

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ペット可賃貸物件において原状回復費用が高額になるケース

ペット可賃貸物件において原状回復費用が高額になるケース

ペット可賃貸物件ではペットと暮らす楽しさを味わえる反面、原状回復費用が思いのほか高額になるケースがある点に注意が必要です。
ここでは、ペット可賃貸物件の退去時における原状回復費用が高額になってしまうケースについて解説します。

高額になるケース①複数の箇所に被害がある

壁や床、建具、ふすまなど複数の箇所に傷や汚れが見られるときは、その分だけ修繕費用がかさみます。
たとえば、リビングだけでなく水回りスペースや廊下にも爪あとなどがあると、原状回復工事の範囲が広くなり、高額請求につながりかねません。
家具や家電の配置場所が固定されておらず、ペットが家中を自由に動ける環境のときには傷の範囲が広がりがちです。
被害を最小限にとどめるためにも、ゲージやサークルの設置、滑り止めマットの使用などを検討しましょう。

高額になるケース②ペットの排泄物で腐敗している

ペットの尿によってフローリングが腐敗するなど、補修では済まないレベルに劣化してしまうと、全面張り替えが必要になることがあります。
とくに小型犬などがトイレを覚えきれずに、何度も同じ場所で排尿を繰り返すと、腐食やカビの原因になります。
退去時の原状回復費用を少しでも抑えたいのなら、トイレトレーニングをしっかりとする、こまめに清掃するなどの対策が欠かせません。

高額になるケース③ハウスクリーニングが必要

ペットの体臭や排泄物のにおいが部屋全体に染みついてしまったときには、ハウスクリーニングが必要です。
ハウスクリーニングの相場はワンルームで2万5,000~5万円ほどですが、部屋が広いほど請求される費用が高くなる点に注意しましょう。
なお、賃貸借契約書の特約でハウスクリーニング代の支払いが記載されていても、相場よりも高すぎるときには無効になる可能性があります。
ペット可賃貸物件を借りるときには、原状回復費用の相場観をつかんだうえで賃貸借契約に臨むことが大切です。

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まとめ

ペット可賃貸物件では、ペットによって発生した傷やにおいに対して、原状回復費用を請求される可能性があります。
6畳のペット可賃貸物件における原状回復費用の相場は、壁紙の張り替えで約4万円、フローリングの交換で約10万円、においの除去で3~20万円ほどです。
複数箇所に被害があるケースや広い部屋では、さらに高額の原状回復費用を請求されかねない点に注意しましょう。

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