賃貸物件の換気扇の掃除方法は?費用負担や注意点についても解説

賃貸物件の換気扇の掃除方法は?費用負担や注意点についても解説

賃貸物件のキッチンで、換気扇にこびりついた油汚れを見て、「どうやって掃除するべきなのだろう」と悩んでいませんか。
長期間汚れを放置すると換気効率が悪くなるだけでなく、退去時に原状回復費用として、高額なクリーニング代を請求されるリスクもあります。
本記事では、トラブルになりやすい入居者とオーナーの費用負担や、ファン別の正しい掃除手順、さらに注意点までを解説いたします。
年末の大掃除や退去準備をスムーズに進めたい方は、ぜひご参考になさってくださいね。

賃貸物件の換気扇掃除の費用負担は誰がすべき?

賃貸物件の換気扇掃除の費用負担は誰がすべき?

賃貸物件の換気扇掃除をおこなう際、費用負担の責任範囲をおさえておくことが大切です。
まずは、入居者とオーナー(管理会社)のどちらが費用を負担するのかについて解説していきます。

入居者の日常清掃義務

入居者には、借りた部屋をきちんと管理する義務として、善管注意義務があります。
国のガイドラインでは、時間の経過による変化や普通に使っていて起こる消耗は、大家さんの負担としています。
一方で、掃除をしないで油がこびりつき換気扇がうまく動かなくなった場合は、普通の使い方を超える損傷と判断され、入居者の負担となる可能性が高いです。
そのため、月1回のフィルター掃除やパネルの拭き掃除を続け、簡単な油汚れのうちに取り除き、こびりつきを防ぎましょう。

退去時の費用請求と対策

退去時に掃除代や修理代を請求されるのは、部屋の管理状況だけでなく、契約書にある「特約」の内容が影響します。
特約を有効とするためには、合理性があり、借主が内容を理解したうえで同意していることが条件です。
ハウスクリーニング代を負担する特約はよく見られるため、換気扇の掃除が含まれるか事前に確認しておきましょう。
トラブル防止には、入居時に部屋の状態を写真や動画で記録し、元の状態を明確にしておくことが有効です。
退去立ち会いでは、掃除の範囲や見積もりの内容を細かく確認し、通常使用を超える損傷があるか実際の状態を基に説明します。
請求が高いと感じた場合は、国のガイドラインを示したり、精算書を求めたりして、事実に基づいて冷静に話し合いましょう。

大家負担となるケース

設備の故障については、大家さんに修理する義務があります。
入居者に落ち度がない故障であれば、原則として大家さんの負担で直してもらうことになります。
経年劣化による吸い込みの低下や異音は、普通の使用による消耗にあたるため、入居者負担にはなりません。
換気扇の寿命は、10年~15年が目安とされています。
調子が悪いことに気づいた時点で、「いつから」「どんな症状か」を具体的に管理会社へ伝えましょう。
入居時から調子が悪かった場合は、その記録を見せて、費用負担を書面などで明確にしておくと安心です。

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換気扇タイプ別の正しい掃除方法

換気扇タイプ別の正しい掃除方法

前章では、費用負担について述べましたが、実際に自分で掃除する際の手順も知りたいですよね。
ここでは、換気扇のタイプ別に正しい掃除方法について解説いたします。

シロッコファンの掃除手順

作業を始める前に、ブレーカーを落としましょう。
床やコンロが汚れないように保護し、手袋・マスク・ゴーグルを着用してください。
まずは、整流板や金属フィルター、オイルトレーなどの部品を外します。
次に、カバー(ケーシング)のネジをゆるめ、内部のファンが見えるまで順番に外していきましょう。
ファンの中央にある「スピンナー」は、逆ネジで「時計回り」に緩むタイプが多いため、力をかけすぎないよう注意します。
40~60℃のお湯に洗剤を溶かし、外した部品を30分~2時間ほど浸け置きすると、油汚れが浮いて落としやすくなります。
ただし、アルミ素材は変色することがあるため、中性洗剤を目立たない場所で試してから使いましょう。
こすり洗い後に水分を拭き取り、半日以上乾かしてから組み立て、正常に動くか、異音がないか確認します。

プロペラファンの掃除手順

安全のため、コンセントを抜くか、ブレーカーを落とします。
壁を保護した後、ガードとスピンナー(留め具)を外して分解を進めましょう。
スピンナーは、「時計回り」で緩む逆ネジの場合が多いため、固くても潤滑剤を試すなど慎重に外してください。
軽い汚れは中性洗剤で洗い、落ちにくい油汚れには、アルカリ性洗剤を吹きかけて拭き取ります。
洗剤の上からキッチンペーパーを貼る「パック法」や、ドライヤーの温風をあてる方法も、油が柔らかくなります。
モーター部分は、布に洗剤を含ませて拭き、漏電や故障を防ぎましょう。
乾かしてから部品を締め直し、手でファンを回してひっかかりがないか確認します。
最後に電源を入れ、回転音や振動に問題がないか点検してください。

共通の準備と安全確保

アルカリ性洗剤は皮膚を傷めることがあるため、ゴム手袋、長袖の服、マスク、ゴーグルを着用しましょう。
窓を開けるなどして十分に換気し、洗剤の蒸気やにおいを外に逃がして、気分が悪くなるのを防ぎます。
また、安全のためにブレーカーを切るか、コンセントを抜いてから作業を始めてください。
掃除場所の素材を事前に確認し、アルミや塗装面は、中性洗剤を選んで変色や剥がれを避けましょう。
乾燥が不十分だと、汚れがつきやすくなったり、漏電の原因になったりする可能性があります。

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安全におこなうための注意点

安全におこなうための注意点

ここまで、費用負担や掃除方法を解説しましたが、安全に作業するための注意点もおさえておきましょう。
最後に、換気扇掃除の注意点と専門業者の活用法について、解説していきます。

ブレーカーをOFFにする

換気扇の電源スイッチを切っただけでは、電気が通ったままの場合があります。
これでは、掃除中に急にファンが動いたり、感電したりする危険が残ります。
そのため、分電盤のブレーカーを落として、電気のとおり道を遮断しましょう。
スプレータイプの洗剤には、燃えやすいガスが含まれていることがあるため、火は使わずに、火を使った直後の作業も避けてください。
コンセントのプラグ周辺のホコリや湿気は、漏電火災の危険があるため、乾いた布で拭き、プラグが差し込まれているか確認しましょう。

理想的な掃除頻度

換気扇の分解掃除は、年に1回が目安ですが、油料理をよくするご家庭では、半年に1回おこなうときれいな状態を保てます。
油を含んだ煙は、時間が経つと酸化してホコリとくっつき、樹脂のように固まってしまいます。
こうなると、家庭用の洗剤ではなかなか落ちにくくなるのです。
油がこびりつくと、煙を吸い込む力が弱くなり、モーターに余計な負担がかかります。
結果として、電気代が上がったり、換気扇の寿命が短くなったりする原因になります。

業者依頼の判断基準

自分で分解することに不安がある場合や、ネジが固くて動かない、異音が続くといった場合は、無理をせずに専門の業者へ相談しましょう。
たとえば、プロペラタイプは8,000円~1万2,000円、レンジフードタイプは1万2,000円~1万8,000円程度が目安です。
依頼する際は、賃貸物件であることを事前に伝え、損害賠償保険の有無や、作業詳細を書面で明確にしてもらいます。
また、写真で状態を共有し、あとで認識の齟齬がないようにしましょう。
設備が古い、または動作に不安がある場合は、業者に頼む前に管理会社へ連絡することが大切です。
作業後は仕上がりや動作音を確認し、乾燥時間や汚れを防ぐ方法も聞いておくと良いでしょう。

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まとめ

賃貸物件の換気扇掃除は、日常の清掃を怠った場合は入居者、経年劣化や自然故障は大家さんの費用負担となるのが基本です。
掃除の際は安全確保後に部品を外し、シロッコファンは洗剤で浸け置き、プロペラファンは洗剤パックなどで汚れを落とします。
感電防止でブレーカーを切り、年1回を目安に掃除し、難しい場合は、無理せず専門業者に依頼すると良いでしょう。

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