賃貸の浴室乾燥機について!種類や後付け方法も解説
賃貸物件を選ぶ際に注目される設備のひとつが、天候に左右されず洗濯物を乾かせる浴室乾燥機です。
雨の日や花粉の多い季節でも安心して洗濯できる点が、忙しい生活を送る方にとって大きな利便性となります。
一方で、ガス式と電気式では乾燥時間やコストに差があるため、ライフスタイルに合ったタイプを選ぶことが重要です。
この記事では、浴室乾燥機の種類やそれぞれの特徴、後付けの可否や設置時の注意点について詳しく解説いたします。
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賃貸物件における浴室乾燥機のメリット
賃貸住宅で浴室乾燥機を備えていれば、天候や時間帯を気にせず計画通りに洗濯できます。
共用の物干しスペースを利用する必要がなく、プライバシーが守られる点も一人暮らしや共働き世帯に好評です。
以下では、浴室乾燥機が暮らしにもたらす、主な利点を具体的に見ていきます。
雨の日でも室内干しが可能
梅雨や台風のように連日雨が続く時期でも、浴室内で乾かせば洗濯サイクルが乱れません。
また、衣類を広げた状態で温風を当てるためシワがつきにくく、アイロンの頻度を減らせます。
外気に触れないので排気ガスや土埃の付着も避けられ、仕事着や子どもの制服を清潔なまま保てます。
さらに、乾燥と換気を同時におこなえるため、生乾き臭が起こりにくく、部屋干し用の除湿器や消臭剤も不要です。
くわえて、家事時間を短縮できるので、夜間に洗濯する方でも翌朝にはすぐ着用できる状態に仕上げられるでしょう。
近年では、乾燥専用モードを備え、シーツや毛布など大物もムラなく乾く機種が増えています。
花粉対策としても有効
春先のスギ花粉や秋のブタクサ花粉が多い季節に外干しすると、衣類に大量の花粉が付着し症状を悪化させます。
なお、浴室乾燥機なら外気と遮断できるため、花粉や黄砂、PM2.5など微粒子の付着をまとめて防げます。
さらに、熱と気流で繊維の奥に入り込んだ花粉を吹き飛ばす効果も期待でき、帰宅後の床掃除や空気清浄機の稼働時間を減らせるでしょう。
また、小さな子どもやアレルギー体質の家族がいる場合、室内環境を清潔に保つ手段として非常に心強い存在です。
カビ対策にも役立つ
湿度が高い浴室はカビの温床ですが、定期的に乾燥運転すれば繁殖を抑制できます。
乾燥後に自動換気が続く機種も多く、壁や床に水滴が残りにくいため、日常の掃除が楽になるでしょう。
また、冬場に暖房機能を併用すれば入浴前後の温度差を緩和でき、高齢者のヒートショック予防にもつながります。
さらに、浴室自体の劣化を遅らせ、結果として物件全体の修繕コストを抑える副次的効果もあります。
なお、乾燥前にスクイジーで水滴を除くと、運転時間を1〜2割短縮でき、電気代も節約できるでしょう。
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浴室乾燥機の種類の違い
賃貸物件で採用される浴室乾燥機は、大きくガス式と電気式の二種類に分かれます。
乾燥能力やランニングコスト、設置条件が異なるため、特徴を理解し自分の生活スタイルに合う方式を選ぶことが大切です。
この二方式は一長一短で明確な優劣はなく、家族構成や洗濯回数、居住エリアの光熱費単価など複数の要素を掛け合わせて総合判断することが大切です。
以下では、各方式の代表的なポイントを比較します。
ガス式は乾燥時間が短く効率的
ガスの高い発熱量により、約2kgの洗濯物なら60〜70分で乾燥が完了します。
また、短時間運転で済むため、1回あたりの光熱費は都市ガス利用でおよそ60円前後に抑えられます。
さらに、浴室を素早く暖められるので、寒い季節の予備暖房としても便利です。
ただし、ガス配管が必要となるため、導入時には給湯方式が対応しているか確認する必要があります。
点火や燃焼音が気になる場合は、設置位置や防音対策も検討しましょう。
なお、一度に5kg以上乾かすなら、ガス式の運転時間を確認し、オーバーを避けると故障を防げます。
電気式は設置スペースがコンパクト
電気式は、本体が小さく配管工事が不要なため、築年数の古い物件やユニットバスにも導入しやすいです。
ヒーター式は、構造がシンプルで導入費用が安価ですが、乾燥に約2〜3時間、電気代は約100円前後かかります。
また、高効率のヒートポンプ式なら、消費電力を3割ほど削減でき、頻繁に使う家庭でも電気代を抑えられます。
さらに、室温への影響が少ないため、夏場でも浴室内の温度上昇が緩やかな点もポイントです。
くわえて、生ゴミ臭や湿気が気になる場合でも低温で長時間運転できるため、浴室全体を穏やかに乾燥させられるのもメリットでしょう。
なお、ヒートポンプ式は、排気温が低く熱ロスが少ないため、夏場の脱衣所の暑さ軽減にも役立ちます。
光熱費の違いにも注目
使用頻度が高いほど、ガス式の短時間運転は経済的メリットが大きくなります。
電気式は、長時間運転になりがちですが、深夜電力プランを活用すればコストを抑えられ、オール電化住宅では管理が容易です。
なお、フィルター掃除の頻度やガス配管の点検など日常メンテナンスも異なるため、契約前に確認しておきましょう。
また、設置後にエネルギー料金が値上がりする可能性も見込んで、複数年のランニングコストを試算しておくと安心です。
ガス式は、燃焼部にホコリが溜まると点火不良の原因になるため、半年に一度はフィルターと吸気口を掃除すると安全です。
さらに、排気ダクトに湿気が残ると錆びやすいので、運転後に換気モードでしっかり水分を飛ばしてください。
電気式は、内部構造がシンプルですが、フィルター目詰まりで温風が弱くなると、乾燥時間が延び電気代が上がります。
そのため、月に1回程度フィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取るだけで性能を保てます。
ヒートポンプ式は、熱交換器に綿ぼこりが付きやすく、冷暖房エアコンと同様の薬液洗浄を2〜3年ごとにおこなうと効率が落ちません。
ただし、メンテナンスを怠ると修理費が高額になる場合もあるため、取扱説明書の手順を確認しながら定期的にケアしましょう。
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賃貸物件に浴室乾燥機を後付けする場合
賃貸住戸でも、管理者の承諾と適切な工事をおこなえば、浴室乾燥機を後付けできるケースがあります。
ただし、退去時に原状回復する義務があるため、設置方法と費用負担を事前に合意することが欠かせません。
以下では、代表的な注意点と導入しやすい機種をご紹介いたします。
原状回復義務があるため工事には注意する
壁や天井に穴を開ける工事は、契約違反となる恐れがあるため、必ず書面で許可を取り工事範囲を明確にしておきます。
また、撤去・復旧費も含めた見積もりを取っておけば、退去時のトラブルを防げます。
さらに、配線やダクトの取り回しで漏電・水漏れが起きないよう、資格を持つ業者に施工を依頼しましょう。
壁取り付け型なら後付け可能なケースも
換気扇と置き換える壁取り付け型は、電気式が主流で、電源が取れれば比較的簡単に設置できます。
取り外しやすいモデルを選べば、ビス穴の補修だけで原状回復できるため、賃貸物件との相性が良好です。
さらに、設置スペースや電源容量によって対応機種が限られる場合があるので、現場寸法を測りカタログと照合しておきましょう。
また、コンセントが遠い場合は、防水仕様の延長配線が必要になるため追加費用も確認してください。
くわえて、賃貸物件では浴室周辺に分電盤が遠い場合もあり、電源ルートを確保するためにモール配線や露出コンセントを追加するケースがあります。
なお、美観を損なわないよう白色の配線カバーを使う、あるいは天井裏を経由して見えない場所に通すなど、施工前に仕上がりイメージを業者と共有すると安心です。
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まとめ
浴室乾燥機付きの賃貸物件は、洗濯物が乾きにくい季節でも室内で快適に干せる便利な設備です。
花粉や雨の影響を避けられるだけでなく、カビの発生予防や健康維持にも役立つ点が魅力といえます。
機種のタイプや光熱費、賃貸契約の内容を確認し、自分の生活スタイルに合った選択をすることが大切です。
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レントライズ
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