賃貸物件でのナメクジの駆除について！発生の原因や侵入を防ぐ方法も解説

賃貸物件でたびたび発生するナメクジに、お困りの方もいるでしょう。
ナメクジを駆除するには対策も重要ですが、発生する原因や侵入を防ぐために効果的な方法を把握しておくことも大切です。
賃貸物件になぜナメクジが発生するのか、効果的に駆除する方法や侵入・発生防止につながる対策と併せて解説します。

賃貸物件にナメクジが発生する原因

ナメクジを駆除したところで、発生の原因が分からなければ、賃貸物件への侵入を防ぐのは難しいでしょう。
まずは、ナメクジが発生する原因を確認します。

原因①隙間からの侵入

ナメクジが賃貸物件に発生する原因とされるのが、お部屋の隙間です。
網戸が破れてできた隙間をはじめ、排水溝や換気口、通気口などの小さな隙間は、ナメクジの侵入経路に十分なり得ます。
室内を確認して発生源が見つからない場合は、侵入経路が自宅にある可能性が高いため、外につながる小さな隙間がないかを確認してみましょう。
賃貸物件の周辺に大量発生しているナメクジを見かけた場合も、室内に多くのナメクジが侵入される危険性があることから、十分な注意が必要です。

原因②野菜に付着

家庭菜園で収穫した野菜や、スーパーマーケットで購入した野菜にナメクジが付着していて、気付かずに室内に持ち込んだ結果、ナメクジが侵入するケースもあります。
ナメクジの食料は野菜などの農作物であり、ヘタの裏や葉っぱの隙間など、見えにくい場所にナメクジがいる可能性は十分に考えられます。
とくに、レタスや白菜などの葉物野菜を購入する場合は、慎重に確認する必要があるでしょう。
また、収穫あるいは購入した野菜のなかには、ナメクジにより卵を産み付けられていることもあります。
ナメクジの卵は、産み付けられてから数週間で孵化して成長するため、場合によっては野菜に付着した卵が室内で孵化する危険性があるのです。
孵化したナメクジが駆除されずに成長すると、室内に卵を産み付けるなど繁殖の原因にもなることから、早急の対策が必要です。

原因③高湿な環境

換気を怠るなど湿度の高い環境も、ナメクジが発生する原因のひとつです。
床やベランダに直接置いている鉢やプランターの裏、入浴後の浴室など、湿気がこもりやすい場所はナメクジが好みやすく、賃貸物件にナメクジが発生する危険性が高まります。
室内で湿気がこもりやすい場所があればこまめに換気をするなど、湿気をためず外に逃がす対策が有効になるでしょう。
空間が高湿状態になる浴室は、全員が入浴してから換気扇を回し、湿度を下げる工夫も大切です。

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賃貸物件に発生したナメクジを駆除する方法

賃貸物件で暮らす最中、ナメクジを見かけたらすぐにでも駆除したいところです。
今回は、ナメクジの駆除方法として、熱湯と塩、ビールを用いる3パターンを取り上げます。

方法①熱湯をかけて駆除

ナメクジを駆除する方法として効果的なのが、熱いお湯をかける方法です。
熱湯をかけられるとナメクジは、体のたんぱく質が変性して死滅するため、簡単に駆除可能です。
蛇口の水をヤカンで沸かし、沸騰したらそのままナメクジにかければ良いため、材料を購入する必要がなく、ナメクジの発生に気付いたタイミングで手軽に試せるでしょう。
ペットと生活している世帯にも向いている一方、花壇や畑では植物や野菜が枯れる危険性があるほか、フローリングが変形する原因にもなり得ます。
熱湯を用いた駆除方法は、場所を選んで試すと良いでしょう。

方法②塩をかけて駆除

ナメクジに塩をかける方法は古くからいわれていますが、一時的な駆除方法として今も有効です。
ナメクジの体は大半が水分で作られており、塩をかけると水分が体外へ排出されるため、最終的に干からびてナメクジを駆除できます。
ただし、駆除するにはナメクジ全体を覆う程度の量の塩が必要になるため、1匹、2匹程度の少数に対して使用するのが望ましいです。
干からびたあとに水分を吸収すると回復する可能性がある点も、塩で駆除するデメリットのひとつで、キッチンや浴室など水回りでの駆除方法としてはおすすめできません。
植物や野菜への塩害が懸念されることから、庭や畑での駆除にも不向きです。

方法③ビールで駆除

ビールはナメクジを強く引き寄せる性質があり、誘引トラップとして活用できます。
方法は簡単で、やや深みのある容器にビールを少量注ぎ、賃貸物件の周辺や室内など、ナメクジが発生しやすい場所に置いておくだけです。
ビールを注いだ容器にナメクジが集まってくるため、ナメクジを見つけるたびに駆除する必要がなく、熱湯や塩を用いた方法よりも手軽に実践できます。
塩あるいはナメクジ駆除剤を混ぜた状態で設置すると、ナメクジに逃げられるリスクを軽減できます。
また、使用する容器には、カットしたペットボトルやゼリーの容器など、そのまま捨てられる容器を使用するのがおすすめです。

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賃貸物件にナメクジが発生・侵入するのを防ぐ方法

ナメクジの駆除が済んだら、今後に向けて、賃貸物件にナメクジが発生あるいは侵入しないよう対策を講じることも大切です。

方法①隙間をふさいで侵入を防ぐ

ナメクジの侵入を防ぐ対策としては、まず窓を閉め、サッシに隙間を作らないことが重要です。
軟体生物であるナメクジは、少しの隙間でもとおれるため、サッシと密着するように窓を閉めましょう。
とくに、賃貸物件の周辺にナメクジが出没しやすい場所がある、あるいは庭や観葉植物をベランダに置いている場合などには、有効な対策といえます。
併せて網戸も閉め、ナメクジの侵入経路を断ちましょう。

方法②椿油粕を使用して防ぐ

ナメクジの侵入や発生を防ぐ方法として、椿油粕の使用も有効な手段のひとつです。
椿の実に含まれる成分「サポニン」が殺虫効果を発揮し、賃貸物件へのナメクジの侵入および発生を防ぐとされています。
椿油粕は、植物の成長促進に有効なはたらきを示す肥料のひとつであるため、草花や作物とも相性が良く、田畑や庭に発生するナメクジへの対策に使いやすいでしょう。
対策方法としては、ナメクジを見かける場所に椿油粕をそのまま撒くほか、椿油粕を水で溶いて上澄みを取り出して、撒く手段が挙げられます。
ナメクジ以外の害虫発生を防ぐ効果もあるとされているため、大切な花壇や畑の農作物を害虫の被害から守りたい方にもおすすめです。

方法③コーヒーかすで防ぐ

普段からコーヒーを飲む習慣がある方は、ナメクジの発生や侵入を防ぐ方法として、コーヒーかすを使用する方法がおすすめです。
ナメクジは嗅覚が優れており、コーヒーかすに含まれるカフェインを察知して、避ける傾向にあります。
賃貸物件の周辺やサッシ周りなど、ナメクジが多く発生する場所にコーヒーかすを撒くだけで効果を発揮するため、手軽に侵入を防ぐことが可能です。
また、コーヒーを冷ましてから霧吹きに注ぎ、気になる場所に吹きかけても同様の効果が期待できます。
人体に悪影響をおよぼす心配もないため、田畑やプランターなどで栽培中の野菜にも、安心して使用できるでしょう。
今までコーヒーかすを捨てていた方は、ぜひナメクジ対策用アイテムとして、再利用してみるのがおすすめです。

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まとめ

賃貸物件にナメクジが発生する原因としては、小さな隙間からの侵入やナメクジが付着した野菜の持ち込みなどが考えられます。
ナメクジを見かけたら、熱湯または塩をかけるか、ビール入り容器を設置するなどして駆除しましょう。
侵入および発生を防ぐ方法としては、椿油粕やコーヒーかすの活用がおすすめです。